オリジナルのホログラムを使ったA4クリアファイルを製作

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シンクロタバックの製作事例 
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当社のシンクロタバック加工を使用した、
完全オリジナルデザインのホログラム・A4クリアファイルを製作中です。
ホログラムのデザインから、実際にクリアファイルになるまでの工程を簡単にご紹介します。

工程1:印刷デザイン(4c、白版)のデザインを製作

4cのデザインを製作します。
今回製作するクリアファイルはアメコミ風のデザインにしました。
主役の男性ヒーローに躍動感が出るように、大きめに配置します。
ホログラムがより目立つようにしたいので、4cの段階で光線などの効果を入れすぎないようにしています。

※クリアファイルになった際のカットラインを白線で表示しています。


白版のデザインです。
ヒーローがこちらに飛び出してくるようなイメージを出すため、キャラクター部分にスポットで白版を置きます。

工程2:ホログラムのデザインをグレースケールで製作

ホログラムのデザインをグレースケールで製作します。
アメコミの太い線に負けないように、大きめに切り替わる階調を多用しています。
ヒーローの手の先に目線が集まる為、この付近のデザインを作り込んでインパクトが出るようにします。

工程3:ホログラムのデザインの分割

ホログラムの全体像が出来上がったら、デザインを小さいタイルに分割していきます。
A4クリアファイルの分割数の目安は12分割です。
レーザー彫刻の範囲に収まるよう、4cやホロデザインの中からキリの良い場所を選んで境界線を引きます。
この境界線がホログラムのつなぎ目になります。
ここで直線で分割してしまうと、ホロ同士のつなぎ目がよく目立ってしまうため、デザインに沿わせるように分割をしています。

工程4:ホログラムのガラス原版を製作

分割したホログラムをレーザー彫刻機にかけて、ホログラムのガラス原版を製作していきます。
上の画像は、工程3で12分割した左上のパーツです。
他部分のパーツも同様にカットします。

工程5:レーザー彫刻後、各パーツの合体

12分割したホログラムのパーツをレーザー彫刻し、全てのパーツを合体させて1枚の大きなホログラムフィルムにします。

工程6:クリアファイルにシンクロタバック加工

クリアファイルの刷り本へシンクロタバック加工をします。
ダイカット方式でホロを分割、合体しているため、つなぎ目はほとんど目立ちません。
4c印刷とオリジナルのホログラムを組み合わせて、よりインパクトのあるデザインに仕上がりました。

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